さて今回の記事はターナーより発売されたアイアンペイントシリーズの新作
『アイアンペイント黒皮鉄』
シリーズの紹介です!商品の説明から基本的な塗り方まで解説していきます!
目次
黒皮とは?
ではそもそも黒皮とは一体なんなんでしょうか?ターナーの公式サイトの説明を見てみましょう!
黒皮鉄とは
ターナー色彩ホームページより
鉄を1000℃程の高温で成形し温度が下がる時に表面が酸化して出来る黒い皮膜の事を黒皮と呼びます。温度や冷却条件等により仕上がりは様々で、色調や手触りが異なるため、一つ一つに味わいがあり、家具や建具として人気があります。
とあります…わかったようなわからないような(・_・; まあ簡単に説明すると
黒皮とは意図的に塗装などで作られた物ではなく、自然にできる物!なので一つ一つに個性があり人気というわけです!
そしてこの黒皮の質感を簡単に表現出来る塗料が今回紹介する黒皮鉄シリーズです!
アイアンペイント黒皮鉄の基本的な塗り方
ところで普通アイアンペイントと黒皮鉄シリーズって何が違うの?仕上がりはどちらも鉄だから一緒じゃない?と思いますよね。
結構から言いますと全くの別物です!
仕上がりはもちろん塗り方が普通のアイアンペイントとは違います!
なので黒皮鉄シリーズの基本的な塗り方のポイントを解説していきます。
スポンジではなく刷毛で塗る
普通のアイアンペイントの場合スポンジなどで叩いて塗るのが基本ですが何故黒皮鉄は刷毛で塗るのか、それは仕上がりの違いにあります。
アイアンペイント→表面をザラザラにして鉄の質感を出す。
黒皮鉄→表面を被膜があるように平らに仕上げムラやツヤなどで鉄の質感を出す。
今回の黒皮鉄はより平らに塗る事で良い仕上がりとなります、なので刷毛の使用をオススメします。
それでは実際に塗っていきます、用意したものはこちらタミヤのプラ板です!これに塗っていきます。
先ず初めに下処理です、プラスチックなので表面を少し研磨して(#200~#400程度)プライマーを塗ります、プライマーはアイアンペイント用やミルクペイント用などありますが何でもOKです乾燥は最低30分はさせましょう。
プライマーが乾いたら塗っていきます今回は黒皮鉄ブラックを塗ります
黒皮鉄は希釈OK
では塗っていきます先程の説明通り刷毛を使って塗ります、塗り方は伸ばしながら薄く塗っていきます、ここも普通のアイアンペイントと違いますアイアンペイントは厚くしっかりと塗るのが良い仕上がりになりますが黒皮鉄はなるべく薄く平らに塗りましょう。
塗り終えたら1度乾燥させて重ね塗りをしていきます、この時も1度めと同じく薄く平らに塗っていきましょう。
ここで平らに薄く塗りやすくする方法があります、この黒皮鉄シリーズは水で希釈する事ができます、普通のアイアンペイントは粘度が下がるので希釈はしない方がいいですが黒皮の場合希釈する事により刷毛の跡などが目立たなくなります、これは黒皮鉄の瓶にも刷毛の跡が気になる場合は希釈して下さいと記載があります。
なので刷毛の跡が気になる場合やうまく伸びなくて平らにするのか難しい場合は希釈して使うのがオススメです、筆者も基本的には毎回希釈して使用しています。
二度塗りして乾燥した物がこちら
普通のアイアンペイントと違って平ら仕上がってますね、しかしこれだとマットブラックとあまり変わらないですね!
黒皮鉄は磨いて仕上げる
もちろんこれで終わりではありませんここもアイアンペイントとは違う工程、黒皮鉄シリーズは最後に磨いて仕上げます、磨くと言ってもウエスなどでOKです!では磨いていきます。
磨く時に均等に磨いたり不規則に磨いたりで仕上がりが変わっていきます。
磨いた物がこちら
どうですか?磨く事により黒皮のようなムラや強く磨いたところはツヤも出てます、まさに黒皮ですね!
これで基本の塗り方の解説は終わりです、ここまで読んでもらったら普通のアイアンペイントと黒皮鉄が別物だとわかって頂いたと思います。
アイアンペイントとアイアンペイント黒皮鉄の比較
ではアイアンペイントと黒皮鉄の仕上がりの違いなども見ていきましょう!
少しマットでザラザラしてるアイアンペイント
平らでツヤのあるアイアンペイント黒皮鉄
こんな感じでかなり仕上がりは違いますがどちらも鉄の質感が出ていますね、自分が塗りたい物の仕上がりイメージして使い分けると良いですね。
ギャラリー
YouTubeでは応用的な塗り方なども紹介しています、よければご覧になってみて下さい。
こんなインダストリアル家具も黒皮鉄シリーズで作れます!
2 thoughts on “アイアンペイント黒皮鉄〜基本の塗り方~”